【生きていくためには、きれいごとばかりではいられない。西原理恵子氏の著書”生きる悪知恵”から学んでみましょう。～性格編】

この記事では、生きていくための悪知恵を、西原氏の著書から抜粋し、相談者からの西原氏のお答えから、ヒントを見つけていきたいと思います。

～目次～

１．『性格編』直すより慣れろ

・最近涙もろくて困るのです

・モノが捨てられない

・空気読めないと言われる

・頼まれると嫌と言えない自分が嫌

・忘れ物が多すぎて

・三日坊主を克服したい

・「いらんこと言い」な性格をどうにかしたい

２．まとめ

１．『性格編』直すより慣れろ

■最近、涙もろくて困るのです

相談者…最近、涙もろくて困っています。５１歳の昭和の男です。
テレビドラマで泣いてしまい、一人ならいいのですが、人前ではちょっと…泣かずに済む方法はありませんか？

いやぁ…私も最近ドラマで涙がでてくるんですよねぇ…いい方法があるのなら知りたいですねぇ、どうでしょうか？

西原氏のお答えは…

昭和の男だって泣いていいんですよ。大人の涙は、いろんな経験をしてきたから出る涙なんだよね。
中年になると、今まで我慢してきたことがたくさんあるわけで、そろそろ体の中の”我慢の箱”がいっぱいなんですよ。だから溢れてくるわけで、それを無理に止めるとほんとに心の病気になってしまう。だからよく泣いてよく笑ってよく飲んでよく食べて、外に出て体を動かして陽の光を浴びると。我慢はよくないのです。

自然のままに垂れ流せばよし。

私も中年ですが、年を取ってくるとやりたくないことを我慢するのが嫌になってきました。先が見えたとき、時間を有意義に使いたいと思うようになったのです。自分の気持ちや身体に心地いいことをしていきたいですね。（迷惑かけない程度に）

■モノが捨てられない

３８歳・女性・ライター　さんからの相談…

雑誌や本、洋服などが捨てられません。「まだ着れそう」「いつか使うかも」と思ってしまい、思い切れません。”捨てられない病”を何とかできないものか…？

こういった相談です…

いやぁ…私の奥さんもモノが捨てられないんですよぉ…もう何年も積み重なった郵便物でさえ「要る物があるから」と言います。こっちからすると「いるわけねえだろ」と思うのですが、捨てると怒ります。

さぁ…西原氏のお答えは…？

私も昔は捨てられなかった。ある時から割と捨てられるようになったんです。

何故かというと、東京って家賃が高いじゃないですか？当時のアパートの家賃が４万円だったんだけど、あるとき「３万円分はガラクタを置くための家賃を払ってる！」と気づいて。場所代として「１年に３６万円いらないものに払ってるんだ」と思った時の衝撃。使わないものに毎月コストがかかってる。そう考えたら「その都度買い直せばいい」という気になったのです。

「捨てる」のがもったいないと思ってしまうのであれば、「あげる」がいいと思います。インターネットでもなんでもいいからあげればいい。

「捨てる」が無理なら「あげる」でスッキリ。

うちの場合は、ママ友から洋服とか「あげる」って言われて断れなくて、着もしない子供服が山済みになってしまったパターンでした。これ捨てるの結構大変でしたねぇ…。私は捨てるのがいちばんだと思いますよ。

■空気が読めないと言われる

２６歳男性からの相談…

同僚や友人に「空気が読めない」と言われます。自分ではどういう発言がよくてどういう発言がダメなのかがわかりません。空気の読み方を教えてくだい。

さぁこんな悩みですがどうでしょうか…？西原さん？

間の悪い人は昔からいますが、持って生まれたセンスですので直りません。じゃぁどうするかというと、許される場所に行くしかない。

例えば人と話さなくていい職場に移る、もしくは空気が読めないぐらいのことは目をつぶってもらえるポジションを築く。何か別の技術をすごい磨くとか、何か突出して仕事ができる部分をつくる。そうすれば空気が読めなくても許されるかもですよ。

それか「空気読めない」を自分の特徴として押し通す。それを続けていれば、「あいつはそう言う奴だから」となるかもしれない。できない事を直そうとするんじゃなくて、出来ることを伸ばしましょう。

「空気読めない」と言われるってことは、そこがいちばん目立ってるってこと。それ以外の部分で目立つようになれば誰もそんなこと言わなくなるよ。

空気読めなくても許される人間になれ。

なるほどですねぇ…自分の短所を目立たなくするくらいの長所をつくれってことですね。納得。( ﾟｰﾟ)( ｡_｡)

■頼まれると嫌と言えない自分が嫌

仕事でもプライベートでも頼まれるとなかなか嫌と言えません。気乗りはしないけど、できなくはないことを頼まれます。うまく断るコツはありませんか？　２８歳　男性の相談

西原氏のお答えは…

人ってたいがい頼まれると嫌と言えないものです。私もＰTAとかご近所の頼まれごととかいっぱい来るから困ってる。

嫌と言えないのは、「嫌われたくない」とか「いい人に見られたい」という思いがあるからです。そういうのを「もういいや」と思えればいいんですけど…難しいか？

それならば、最初から断る理由をつくっておきましょう。嘘をつければいいのですが、嘘が苦手であれば、本当に予定を入れてください。趣味を見つけてそれに没頭する。彼女を作る。などであれば、嘘をつかなくてもほんとに断れますよ。

趣味か彼女で予定を埋めちゃえ。

私はあまり社交的ではないので、人から好かれようという気持ちもそんなに強く持ってはいません。（あえて嫌われようとは思いませんが）ですから会社などではそんなにモノを頼まれたりすることはありません。ご近所さんは、やるべきことはやっています。色々と役が回ってきますので、正直こんなの意味ないよなぁということもあります。順番なので仕方ないです。

■忘れ物が多すぎて

次のご相談は３３歳　女性から…

忘れ物が直りません。物だけでなく、人との約束まで忘れる始末です。自分では注意しているつもりなのですが、直りません。いったいどうすれば…

忘れ物の悩みですか、これはどうでしょう？西原氏のお答えは…？

私もそうです。日時の勘違いなんてしょっちゅう。スーパーに子供を忘れたこともあります。
これはもう直りませんよね。その分、ほかの事で埋め合わせするしかないと思います。愛想よくするとか…。

あと、絶対に忘れてはいけないものと、それほどでもないものを区別する。絶対に忘れてはいけないものに集中する。その他は諦める。出先で買えばいい。

「絶対に忘れてはいけないもの」を決めて、あとは諦める。

絶対に忘れてはいけないもの…の聖域のものですら忘れてしまうのでは…？心配です(-ω-；)

■三日坊主を克服したい

３９歳　女性です…

何をやっても飽きっぽく続きません。英語もヨガもウォーキングも長くて１ヶ月。続けるコツはありませんか…？

まぁ、ごく一般的な人間のような気もしますが…