【あがり症を克服する方法~受験、面接などで実力を発揮するためにする事】

自己啓発

人前にでれば誰でも緊張するものです。あがり症で実力を発揮できないのは、とても悔しい事です。『本当はもっとできるのに』そんなあなたに、あがり症を克服する方法をお教えします。

1.あがり症の原因とは?

脳が原因

あがり症の原因ってなんだろう?

こんな事考えたことはないですか?

あがり症を引き起こしているのは、脳なのです。脳で起きているのです。

心臓がバクバクしたり、手足が震えたり、吐き気をもよおしたり、色々症状はあると思いますが、全ては「脳」が原因なのです。

コンフォートゾーン

では、脳がどういうカラクリで引き起こしているのか?

それは、コンフォートゾーンではないからなのです。

コンフォートゾーンとは何なのか?コンフォートゾーンとは、自分が「心地よい、快適な領域」ということなのです。いわゆる「ホームグラウンド」ですね。

人は大体この領域の中で行動することが多いです。通学や通勤など、毎朝同じルートを使っていませんか?他にも、食べ物屋、洋服屋、友人、どれも気を遣わなくてすむ心地いいものを選んでいませんか?

人は誰でもコンフォートゾーンから外れると緊張するのです。

緊張しないようにするには、その場をコンフォートゾーンにしておく必要があるのです。

人見知り

コンフォートゾーンの領域の広さは人それぞれです。2.3人の前なら緊張しなくても、大人数になるとダメ、という人もいると思います。あと、人数は関係なく、誰々さんだとダメ、という人もいると思います。あと、初対面がダメな人もいるでしょう。その最たるものが、「人見知り」です。

あなたの中にコンフォートゾーンは必ずあります。あなたにとっての領域がどこまでなのかを、知っておきましょう

ゴールを設定する

物事を克服するためには「ゴールを設定」する事がとても大事です。これがあるのとないのでは全然違うのです。

ゴールを設定すると、「行動」が変わります。「行動」が変われば「結果」が変わります。

では、あなたを行動させているものは何なんでしょう?

それは、「思考」です。

「思考」があなたを突き動かすのです。

ゴール設定を正しく

最終的にどうなりたいかなんですが、ゴール設定を正しくしないとうまくいきません。

「あがらないようにする」とか「失敗しないようにする」というふうに、否定的な形だとうまくいかないのです。「肯定的」にすることが重要なのです。

「あがりませんように」とか「緊張しませんように」というふうに意識すればするほど脳はそっちに向かって進もうとするのです。

「絶対に見てはだめ!」と言われたら、すごく見たくなりますよね?それと同じです。意識すればするほどそっちへいってしまうのです。

では、あがっていない状態、緊張していない状態とはどういう状態なのでしょうか?

リラックスしている、とか落ち着いている、とか余裕があるとかですね。このような言葉で言い聞かせる様にしましょう。

2.言葉の力

セルフトーク

あなたの心の中のつぶやきのことをセルフトークといいます。

「あ〜今日も仕事か」とか、「だるいな~」とか。

人は一般的にセルフトークを一日5万回から6万回もつぶやいているらしいのです。

もしもこのつぶやきがネガティブなものなら、1日に5万回もネガティブを刷り込んでいることになるのです。ネガティブ人間が出来上がってしまいます。

逆に、ポジティブなつぶやきならば、ポジティブ人間が出来上がるのです。

あなたのセルフトークがポジティブならば、何か問題が起こったとしても、それを自分のプラスの事として捉えることができるのです。

どんな言葉を使うかで、物の考え方や捉え方は変わります。あなたの言葉が思考を作っているのです

そして、セルフトークがポジティブになると脳のランキングが変わります。脳のランキングとは、自分にとっての重要度です。ネガティブな人は、自分の短所ばかりが気になり、ポジティブな人は、自分や相手の長所に気づくようになります。それほど言葉というものは、自分の心や脳に影響をあたえるのです。

3.映像の力

理想像を描く

あなたの理想像を描いてみてください。頭の中でもいいし、紙に書きだせばもっといいです。どうですか?あなたの「なりたい自分」は描けましたか?

入試で緊張せずに、スラスラと答案を解いてゆく、面接で試験管に自分の思った事をしっかり話せる、こんな状態ですか?

ここで思い出してもらいたいのが「あがり症の原因」です。それは、「コンフォートゾーン(心地よい快適な領域)ではないから」ですね。「コンフォートゾーンから外れた」と脳が認識したら、あがり症の症状が表れるのでしたね。では、今あなたが描いたあなたのなりたい理想像が、あなたのコンフォートゾーンだったらどうですか?あなたは「もう理想の自分になっている」その状態を想像してください。

コンフォートゾーンはつくれます。つくれるのです。

コンフォートゾーンのつくり方

あなたにはまず、これから起こる未来のことを記憶化してもらいます。

例えば入試、細かいところまで鮮明に思い描いて欲しいのです。答案の匂い、手触り、教室の雰囲気、スラスラと問題を解いている自分を映像化、出来ましたか?

「記憶」というのは五感+感情で出来ているのです。五感のうちの「視覚」は映像です。映像などの知覚情報に感情が合わさると記憶になるのです。

脳は、映像として見ているものを、今、目の前で起こっている現実だと認識します。ですから、例えそれが未来の映像だとしても感情を合わせれば、脳はもう体験したかのような錯覚を起こすのです。

人は、自分の知らないもの、得体の知れないもの、体験したことのないこと、わからないものに不安を感じるのです。何度も経験し、慣れていることであれば、そんなに緊張しないのです。

「バーチャルリアリティ」VRの世界などは、かなり臨場感が高く、長時間体験していると脳が現実とVRの区別がつかなくなるようです。

ですから臨場感の高いイメージで、未来の記憶をつくるのです。

感情を使う

映像+感情=記憶の方程式で、次は感情です。

どんな感情を使えばいいのかですが、イメージづくりには肯定的な感情を使いましょう。「嬉しい、楽しい、面白い、ワクワク」これらを感じた時のことを思い出してください。一番思い出に残っていることがいいです。強い感情が必要だからです。幸せホルモンを活性化させ、強くイメージを刷り込んでいくのです。

脳は、バーチャルな映像と、リアルな映像を区別していません。ですから脳内で何度も何度もイメージしたことは、疑似体験であっても、経験としてカウントされるのです。

何十回、何百回とイメージすればするほど、そのイメージはあなたのコンフォートゾーン(心地よい領域)になるのです。

イメージしてみてください、といったら、「できません」と答えたり、思ったりしてはダメです。ネガティブなセルフトークは可能性を下げます。イメージはするか、しないかなのです。あなたのイメージなのですから、あなたが勝手に最高の未来をイメージしていいのです。

人は、イメージしたものにはなれますが、イメージしないものにはなれないのです。

イメージは現在進行形で

イメージを作る上でのセルフトークで気をつけること、まず主体的に、「私が」どうなりたいのか、ということ。他人との比較はダメです。「誰々に負けない、誰々よりも上手く」とかはダメです。

そして行動に関しては現在進行形で、「試験問題をスラスラ解きたい」ではなく「試験問題をスラスラ解いている」そして断定してください。「こうなりたい」ではなく、「私はこうである」というふうに、「今はなっていない状態」を脳に認識させないようにしてください。

全て、あなたの理想がかなっている状態の言葉と感情でイメージをつくってください。そして、定期的にアップデートしてください。

アップデート

理想の自己イメージを作り上げたら、必ずアップデートしましょう。人は、自己イメージどうりの行動をとります。自分で自分のことを平均的な人間だと思っていたら、そのとうりの行動しかしません。誰かから刷り込まれたあなたのイメージのままになってしまいます。アップデートが必要なのです。あなたはあなたのオリジナルのイメージをつくってください。

4.自分軸と他人軸

評価

あがり症の人は「他人の目が気になる」という人が多いようです。

人前で話すときなど、「上手く話せたか」など自分の評価を気にしてしまいます。ほとんどの人は、自分の評価をするのは他人だと思いがちなのです。これを他人軸といいます。

逆に、自分で自分を評価することを自分軸といいます。

他人軸で生きている人は自分が悪い評価をされていないかを恐れています。他人の目を気にしすぎている人は、自分軸で生きれるようにしていきましょう。

自分軸へのシフトの仕方ですが、まず、他人というのは10人いたら10通りの評価があるということを覚えておいてください。他人の評価や誰かと比べることに意味などないのです。あなたの良さや能力、価値、存在、すべてを自分で評価してください。自分を敬い、自分で自分の価値を認めることが「自分軸」ということなのです。

5.まとめ

人格というのはひとつしか持ち得ません。もちろん人間の中には色んな自分というものはあります。しかし、その場その場ででてくる人格というのは、その時脳が認識し、臨場感が高いほうが出てくるのです。

あがり症のあなたがでてしまうこともあれば、自信に満ち溢れたあなたがでてくることもあるでしょう。うまくいったり、うまくいかなかったりを行ったり来たりするでしょう。でも、諦めないで欲しい。一歩一歩が大切なのです。今までずっとそうだったことがいきなりは変わりません。積み重ねなのです。ゴールを正しく設定し、セルフトークをポジティブにして、言葉をコントロールし、映像と感情を合わせて自己イメージをアップデートしてください。何度も何度も自分に刷り込んでいくのです。

コンフォートゾーンが変化するには最低でも半年はかかるといわれています。根気強く続けて欲しいのです。元の自分に戻そうという力が働いてしまうこともあるかもしれません。でも「負けないで」その先には「もっと変わりたい、成長したい、チャレンジしたい」というあなたが待っているのです。

成長し続けることがあなたのコンフォートゾーンになっていることを願っています。

最後まで読んできただきありがとうございました。

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