人は誰でも緊張するものです。ではどうすれば少しでもそれを軽減出来るのか、考えてみましょう
■リラックスしようと意識するのは逆効果
人前で話をするとか面接の時など、「肩の力を抜いて、リラックスしましょう」と言われたことありませんか?
実はこれ、逆効果なんですよ。これはダメな対処法です。
不安や緊張を感じている時に、いいイメージを思い描いてリラックスしようとするのは、逆効果なのです。
普段のトレーニングとして行うのはいいのですが、緊張を感じてしまっている時にはダメなのです。緊張している状態で無理にリラックスしようとすると、「リバウンド効果」が起こり、悪い方に引き寄せられてしまうのです。
人間は「○○について絶対に考えないでください。」と言われると逆に意識して考えてしまうのです。
不安や緊張という感情は決してネガティブなだけの感情ではないのです。
不安というのは、あなたに未来の準備を促すものであり、不安がなければ、問題点を考えることもなく、いい準備ができないのです。
そして緊張は集中力を生みます。リラックスしてしまうと、せっかくの集中力をなくしてしまうことになります。要は、悪い緊張感をどうやって良い緊張感に変えるかが大事なのです。
その一つの方法が、「自分は今、燃えてパワーがみなぎっている!緊張は全身にエネルギーが送られているということだ!不安を感じるのはほかの人より準備をしているということ、絶対に良い結果がでる!」と、言い聞かせてください。
不安や緊張は、ネガティブだと捉えないこと、自分にエネルギーを与えてくれる頼もしい存在なのだと解釈しておけば、良い結果が生まれるようになるのです。
■不安脳
不安脳とは、不安になりやすい脳のことです。
特徴として、怖い事があったり、嫌なことがあったりすると不安で仕方なくなります。
そして、嬉しいことや楽しい事があっても、あまり喜べなくなるのです。
怖がりで喜べないのが「不安脳」です。
不安脳だと、鬱になりやすくなります。
しかし、前でのべた通り不安は決して悪いものではないのです。うまく付き合っていくのが大事なのです。
不安脳の人でも、トレーニングをすれば、不安に強くなれることがわかっているのです。脳の特定の能力を鍛えるのです。そうすれば動じない心をつくることができるのです。
では、何を鍛えたらいいのか?気になる所ですよね?
それは…「記憶力」です。
なんと記憶力が私達の脳を不安に強くしてくれるのです。
他にもセルフコントロールとか方法はあるのですが、これが1番手っ取り早く、簡単なのです。
では、どんなトレーニングかというと、記憶力が必要なゲームやなぞなぞ、少し難しい本を読んだり難しい問題を解く、これでいいのです。
要は、問題解決を行っている脳の部分に負荷をかけるようにするのです。
これは脳の筋トレなのです。
これで不安脳を改善して、不安をモチベーションに変えていくのです。
不安は、失敗しない準備づくりのための機能、使い方をちゃんとすれば役立つのです。
不安があっても「悪くない」と思えるようになったら大成功です。
そこまでいけば、不安とストレスはほぼなくなります。
どうでしょうか?理解できたでしょうか?
こういうふうに捉えることができれば「不安」も「緊張」も実は友達になれるのではないでしょうか?
無理に排除するのではなく、仲良くなっちゃいましょう。
それではまたっ!
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