「知らぬ間に頼まれごとをしていた」という経験はありませんか?その時あなたは、相手の心理術で、操られていたのかもしれないのです。
1.「言葉で」人を操る
■ 声色を使い分けろ
相手を「言葉」で導くとき、重要になってくるもの、それは…
「声の質や大きさ…そして声の抑揚です」
例えば、浮気などを疑われたとき、一番だめなことは、感情をあらわにして声のトーンが上がったり、必要以上に喋ったりと、こうなると余計に疑われます。
そんなときは、冷静になって、低い声でゆっくりと話すことです。
男性の低い声は、男らしさの象徴なのです。低音で語尾まではっきりと喋ることが大切です。
「相手との距離を縮めたいなぁ」と思ったときは…、
ささやき声を使ってみてください。
これが結構効果的なのです。
■喋るスピードをコントロール
プレゼンなどではスピーディーに話すのが効果的です。
しかし、相手が歳の多い人達ならば、その年代によって変えていきましょう。
歳を取るほど話を聞きとるのが大変になってくるので、年代が高いほどスローにしていったほうがいいですね。
■無言のテクニック
“無言のテクニック”というものがあります。
これは口下手な人にとってはベストなテクニックなのですが、まずは…、
「相手の話をじっくり聞く」という方法です。
人間というのは自分の大変さを誰かにわかってもらいたいものです。
ですからちょっとキッカケを与えてあげれば、ほとんどの人は仕事の不満や大変さを話し出すのです。
あなたはそれを丁寧に聞いてあげましょう。時折相づちをうちながら。
相手は話を聞いてもらったことで欲求が満たされ、話を聞いてくれたあなたに信頼をおくようになるのです。
これが…
“無言のテクニック”です。
そしてこの”無言のテクニック”は、逆のことにも使えるのです。
相手を拒否したい時、営業トークに言い込められたくない時、そんな時の”無言のテクニック”は(‘-‘ )………、
「うなずきをなくす」
これです!
「うなずき」というのは会話の潤滑油なのです。話している方は、相手がうなずくことで「自分の話を聞いてくれている」と安心するのです。相手が全くの無反応でただ無言でいられると話している方はペースが乱れ自分の話そうとしていたことへの自信をなくしてしまうのです。
ですから相手の調子をあげさせたくなければ”無反応”が効果的なのです。
弁の立つ友人、同僚など、いつも要求をのまされてしまう相手とのやり取りなどに是非使ってみてください。
■”ほめるテクニック”で嫌いな相手も操れる
”ほめるテクニック”を使えば好きな相手だけでなく嫌いな相手相手さえも操ることができます。
好きではない相手をほめるというのはあまり気分のいいものではないかもしれませんが、相手を手懐けるためと思って我慢しましょう。
あなたが嫌いな相手を褒めるとしましょう。そうすると相手は「褒められるはずのない相手に褒められる」という違和感が生じます。
そうするとその違和感を解消しようと「あいつは実はいいやつなのかもしれない」と思い込む作用が働くのです。
相手を褒めるベストな状況は相手が手柄をあげたときです。
これを続けていれば相手は次第に飼いならされた状態になっていくのです。敵対心などは消え、こちらの言うことを聞く心理状態になっていくのです。
そこで面倒なことやリスクのあることなどを押し付けてしまえばいいのです。相手は要求に応えたいという潜在意識が働くのであっさりと要件をのんでくれるかもしれません。
日々、褒める技術を磨き、嫌いな相手さえも手のひらで転がせるようになっちゃいましょう。
■相手の意見に反論したい時
相手の意見に反論したい時や聞き入れてもらいにくいお願いをする時、効果的な方法があります。
その方法とは心理学用語で(‘-‘ )………。
「イエスバット法」です。
この心理術のポイントは相手を一旦受け入れること、「なるほど」「そのとおりです」「わかります」と肯定するのです。
相手は同調されることで安心します。相手が安心したところで自分の意見を主張するのです。
この時気をつけることは否定の言葉を使わないこと、そして文末を肯定的なフレーズで終わらせること、命令形ではなく依頼の形をとること。
反論を表に出さず、実質的に主導権を握っちゃいましょう。
2.「しぐさ」で相手を魅了する
■ミラーリング
相手に気に入られるテクニックで「ミラーリング」という方法があります。
これは相手の仕草を真似るという同調行動をすることで「あなたに共感して受け入れていますよ」というサインをだすテクニックです。
これはさりげなくやるのが大事で、やりすぎてしまうと相手が不快に思うことがあるので気をつけましょう。
■「あいづち」で相手の心を魅了する
前章でも触れましたが「あいづち」は話を聞く上で話す相手のペースをコントロールすることができるしぐさです。
あいづちは話を真剣に聞いてるというサインになるので共感を生むのです。
このあいづちは打ち方が大切で(‘-‘ )………、
話の前半であいづちを打っていたのに、後半で打たなくなると冷たい印象になってしまいます。あいづちは途中でやめてしまうと評価を下げてしまうのです。あいづちは最後までたくさん打ち、後半になるほど多めに打ちましょう。
あいづちをうまく打てる人は聞き上手です。
多くの人は自分の話を聞いて欲しいのです。ですから話を聞いてくれる人は魅力的な人なのです。
■「目線の動き」で会話の主導権を握る
人と会話をしている時の視線の置き方は難しいものです。
この「目線の動き」で会話の主導権を握ることができるのです。
会話をしている時は相手と適度に目を合わせながら話していることが多いと思いますが、見つめ合った視線は先に外した方が優位に立てるという心理効果があるのです。視線を逸らすのは自信がないからと思われがちですが実はそうではないのです。
先に目をそらすと相手を不安にさせる心理効果があるのです。そらされた側は「なにかいけないことをしてしまったのか」と不安な心理状態になるのです。そうするとそらした側は話の主導権を取りやすくなるのです。
普段から視線を外すタイミングを考えるようにしましょう。
3.「見た目」で思考を惑わす
■人は、見た目で判断しがち
多くの人は他人を「見た目」で判断しがちです。
ということは、あなたが「こういう印象をもたれたい」という見た目をすればそういうふうに見られるということなのです。
初対面などで「きちんとした人」という印象を与えたければスーツを着るなど、きちんとした格好をすればいいのです。
このように見た目を演出すれば自分の印象を操作することができるのです。
■相手を惹きつける「表情」
格好と同じくらい大事なものが「表情」です。
表情で好印象をもってもらうには「自然な笑顔」です。
笑顔には人を和ませる力があります。笑顔の人には話しかけやすいものです。その逆に、ムスっとした人には近寄りがたいものです。
笑顔というものは周りにも伝染していくもので、あなたが笑顔でいれば周りも笑顔になります。
■「ユニフォーム効果」に気をつけろ!
多くの人は制服の印象に惑わされやすいものです。白衣を着ているだけで医者だと思い込んでしまいがちです。警察官の制服を着ていれば警察官を疑うことはほぼないでしょう。
制服の力というのはそれほど大きいものなのです。これを「ユニフォーム効果」と言います。
制服を使った詐欺師もいますので、服装だけにとらわれないように気をつけましょう。
■「色の効果」を使う
色にはそれぞれ特性があります。その特性を使い分けることでその場に合ったイメージ戦略を立てましょう。
「赤」はもちろん勝負の赤ですね。
赤は心理学的にやる気を起こさせる色です。交感神経を刺激しアドレナリンを分泌させる効果があると言われています。
大事な商談の日など赤いネクタイを締めるのがいいと思います。
「黒」は威厳や風格、重厚感を表現することができます。「ここは絶対に譲れない」という交渉の時は、黒いスーツが効果的です。
「青」は冷静さを表します。気持ちを落ち着かせ集中力を高める場面で効果的です。
「グレー」などは相手の警戒心を和らげ穏やかな印象を与えます。謝罪の場などで最大の効果を発揮します。
このように色には色々な役割があります。その場その場に合った色をチョイスしましょう。
4.まとめ
さぁ、どうだったでしょうか?
他人を上手く操っていく方法、色々ありましたね。
ここに書いたものは心理学をもとにしたものです。人間の心理を上手くコントロールすれば仕事や普段の生活で成果を出すことができるのです。
ただ、悪用だけはしないようにしてくださいねm(_)m
それでは皆さん、また会いましょう☆ミ
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