時間には限りがあります。その時間を有意義に使うために、やらなくてもいいことにフォーカスし、それを削ぎ落とすことで、やるべきことに集中できる環境をつくるのです
1.人生を好転させるために「何をやらないか」を決める
■あなたを動かす「力」とは
あなたを動かしている「力」ってなんでしょうね?
これ、体力って考えがちなんですけど実は違うんです。人を動かすのは意志の力なのです。意志の力がみなぎっていればたとえ身体が疲れていたとしても行動することができるのです。ただ意志の力は「決断」すればするほど使い果たしてしまうのです。
あなたは1日にどれくらいの決断をしているのでしょう?気づいていないうちにたくさんの「決断」をしているのです。
朝起きて「今日は何を着ようかな?朝ごはん何食べよう?」など、小さな決断を山ほどしているのです。こういう決断を減らすためにどうすればいいかというと、最初から決めておけばいいのです。
月曜日はこれ、火曜日はこれ、というように習慣化させてしまいましょう。そして無駄なエネルギーの浪費を無くしましょう。
■無駄をなくしてひとつのことに集中する
どんな人でもたったひとつの事に集中すれば最短で成長できます。
無駄なことを「やらない」と決めて、本当にやらなければならないことに意志の力を注いで成功した人たちはたくさんいるのです。
ではどんなことを「やらない」ようにすればいいのか、考えてみましょう。
例えば会社の飲み会、テレビ、あなたを成長させないようにしている人間関係などがありますね。
会社の飲み会などはほぼ愚痴のオンパレード、テレビもあなたの気持ちを暗くさせるようなニュースばかり、昔からの友人や親でも、あなたが何かを始めようと思ったら「それはやめておいて方がいいんじゃないか?」と、反対されるのがオチでしょう。
まずはそういったものからやめていき、あなたの「好きなもの、得意なもの」を伸ばしていきましょう。そこに「意志の力」を集中させるのです。
その「意志の力」ですが、意志が強いといわれている人達は「意志の力の量」が多いのではないか、と思われがちですが、そんなことはないようです。力の量は誰もが同じぐらい持っているようです。そこはやはり使い方なのですね。あれこれと欲張って色んな所に力を使ってしまうと、力が分散してしまうのでなかなか成長できないのです。
成功者というのは色んなことをやっているように見えて、実は色んなことをやめているのです。
普通の平凡な庶民こそが「やらない」ことで大逆転できるのです。一流企業のエリートたちは、なかなか手に入れた立場を捨てることなどできないからです。「やらない」ことができないのです。「やらない」ことで無くすものより、「やらない」ことで得られるもののほうが圧倒的に多いのです。
普通のあなただからこそ意志の力を一点集中してください。
2.時間管理のための「やらない」
■他人の時間を生きない
自分の時間を管理するというのはなかなか難しいもので、ほとんどの人は他人の時間を生きてしまっています。朝起きて誰かのSNSを見るとか、メールをチェックするとか、これらは全て他人に時間を奪われているのです。
いいですか?一日の自分のスケジュールは自分で決めてください。メールを見たり、電話にでたりすると相手の都合で仕事を進めなければなりません。相手から決断を強制されるということです。
そう、決断は「意志の力」を消費してしまうのです。自分が重要だと思っている仕事は「意志の力」がたっぷり残っている午前中に片付けましょう。
■習慣化する
前にも少し触れましたが、時間管理と余計な決断を減らすために大切なのが習慣化するということです。朝食のメニュー、昼食のメニュー、ネクタイの色などといったものは全てあらかじめ決めておいて習慣化させてください。そうして「意志の力」を温存させておいて、大事なところでたっぷり使ってください。
そしてあなたの「好きなもの、得意なもの」これを伸ばしていく作業ですが、例えばブログとかYouTubeだとして、これらの作業を最初からモチベーションをあげすぎないように気をつけましょう。
モチベーションをあげすぎると最初はいいのですが、その後継続するのが大変になってきます。
まずはあげすぎずに、落ち着いて始めましょう。そして毎日少しずつでもいいので必ず作業することです。
毎日必ずやっていれば、今度はやらないと気持ちが悪くなるのです。そして当たり前のように毎日作業するようになるのです。これが習慣化です。
習慣化すれば、やるのが当たり前なので続けることが苦でなくなるのです。
■嫌な仕事は「やめてしまう」
サラリーマンをやっていると嫌な仕事を振られることもあるでしょう。ほとんどの人は陰口で「あいつは、嫌な仕事は全然やらない」とか言われるのがいやで受けてしまうものです。
しかし嫌な仕事を受けたことで憂鬱になり、家に帰ってからもその事をかんがえてしまいます。仕事の効率も悪くなります。「意志の力」も圧倒的に消耗してしまうのです。デメリットばかりですね。
ですから、こういった仕事の話がきても、「今ちょっと忙しすぎて無理です。」とか言って断りましょう。
やりたくない仕事は断って、温存した意志の力をやりたい仕事を獲得することに使って下さい。そのほうが、あなたも会社も良い流れになるはずなのです。
3.人間関係で悩むのをやめましょう
■我慢しない
人間の悩みの90%は人間関係だといわれています。学校でも職場でも嫌いな人がいると、ものすごいストレスですよね。
人は嫌いな人といるだけで、「意志の力」を多大に消耗します。すると仕事もうまくいかなくなり、会社を辞めたくなるのです。
では、何故人間関係が難しいのでしょうか?それはあなたがどんなに頑張ったとしても相手を変える事は不可能にちかいからです。真面目な人ほど自分が譲って我慢してしまうのです。そしてあなたが我慢すればするほど相手はつけあがるのです。
今すぐ我慢するのをやめましょう。嫌いな人にふりまわされるくらいなら、そんな関係はさっさと壊してしまいましょう。貴重なエネルギーをこんなことで消費してしまってはもったいないのです。
付き合うのは好きな人だけでいいのです。人間関係なんて小さくまとめたほうが上手くいくのです。
■価値観の違う人達との付き合いは控えよう
昔からの友人との付き合いは楽しいかもしれません。ても、あなたがもっと成長したいと望んでいるなら、その人達との付き合いは減らしたほうがいいと思います。
その人達が同じ様な成長を望む人であれば良いのですが、そうでないのならば、あなたの足を引っ張ることになるからです。
人間は弱い生き物なので、負の力にひっぱられやすいのです。無意識に意志の力を消耗してしまうのてす。
ですから価値観があわなくなってしまった昔からの友人などは、付き合いをなるべく控えたほうがいいのです。
4.お金に心を支配されるのを「やめよう」
■お金に振り回されない
お金に支配されるというのは、お金に振りまわされるということ。お金をコントロール、管理できていないということです。
例えばクレジットカード。買い物をし過ぎて借金でどうにもならなくなったりしてはだめですね。
バーゲン品を買い漁るのもあまり良くないと思います。安くなっていると、そんなに欲しいものでなくてもつい買ってしまうものです。そして使わずにそのままなんてことになるのです。半額になった商品というのは、半額の価値しかなくなったものなのです。だから決してお得に買えたものではないのです。安くなった物をたくさん買うよりも、高くてもいいものをひとつかいましょう。傷んだら修理すればいいのです。そうやって永く使用していれば、常に良い物を身に着けていられるのです。
■お金で時間を買う
時間というのはとても貴重なものです。過ぎてしまったら取り戻せないのです。ですから、お金で解決できるものはお金でなんとかしちゃいましょう。
急いでいるときにはタクシーを使いましょう。テーマパークなどではファストパスなどを使って時間を有意義に使って楽しんだ方がいいと思います。長い時間並んでストレスをためてしまっては心から楽しめなくなってしまいます。
お金というのは有意義に使えば、またあなたのところに帰ってくるのです。
■自己投資にお金を使う
自己投資にはお金をケチらないで下さい。
私たちのような庶民が成功するためには自己投資が絶対に必要なのです。自己投資の額は、めざす年収の1割が目安です。年収1000万をめざすなら100万ですね。大きな金額ですので大変かもしれません。しかし本気で自分を変えたいのであればがんばらなければいけません。大きな金額をだすことで「これだけ使ったのだから絶対にやらなければ」と、自分を奮い立たせることができるのです。
このようにお金というのは自分を成長させるために使えば、何倍にもなって帰ってくるのです。安いからと言って必要のないものにお金を使うのはやめましょう。
5.今までの常識にとらわれるのを「やめよう」
■常識ってなんなんだ?
常識ってなんなんだろう?いい学校に入って、いい会社に入って、我慢して働いて。それは本当に楽しい人生なのだろうか?
常識的な生き方をしている人たちのほとんどは、「もっと自由に生きたい」と思っているんじゃないのか?そんな風に思います。
会社で真面目に働いて、無理なことを無理矢理やらされて、我慢して我慢して鬱になって働けなくなる。これって常識的な生き方なんですかね?
こういった常識を親や学校から長年教育され続けたことで、この考え方からなかなか抜け出せないのです。そして、「自分の人生は本当にこれでいいのだろうか?」と葛藤することがあなたの意志の力を大量に浪費させてしまうのです。その結果自分の本当にやりたいことや成功に向かう作業を頑張ることができなくなってしまうのです。
■「セールスは悪だ」と思い込むのをやめよう
あなたはセールスすることを悪い事だと思っていませんか?
セールス=押し売り、という昔ながらのイメージが今も根強くあるからではないでしょうか。
人に物を売ろうとしたり進めたりすると迷惑するのではないか?という風に思い込んでしまっているのではないですか?確かに押し売りは迷惑行為ですが、あなたが本当に誰かを幸せにできる情報や物を売るための営業行為は相手の役に立つことだと思います。あなたの身の回りにある役立つものは、誰かが営業して売ってくれたからなのです。ですから物をセールスすることは決して悪ではないのです。自信をもってアピールしていきましょう。
■「もう年だから」という思い込みをやめよう
「私はもう年だから」といってやりたいことをあきらめてしまうのは非常にもったいないことです。あなたは生きている限り何でも始められるのです。
性別だったり年齢だったりスキルがないからと言って始めるかどうか迷って余分なところで意志の力を消費してしまってはもったいないのです。そんな常識や思い込みは捨ててしまえば成功できるのにです。
迷わずに始めてほしい、そうすれば何かが変わるのです。
6.まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
どうだったでしょうか?
あなたがもし、今の現状に迷っているのであればまずは『やらない』ことから決めたらいいと思います。そうすれば今やるべきことに集中できるようになると思います。
意思の力を上手く使いこなして行動してほしい。
今までの常識や思い込みなど疑ってほしい。
まずは一つのことに集中して頑張ってみるのはいかがでしょうか?
それではっ!
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